あなどれない長襦袢 of ひろしまきもの遊び

きものコラム

長襦袢についてあれこれ

きれいな着姿は長襦袢のきこなしで決まる!

きものの下に身につけているのが長襦袢。
和服姿は、見た目で目立つのはきものですが、この長襦袢の存在はけっこうデカイのです!

長襦袢コレクターさんもいらっしゃいますし、
京都にある「紫織庵(しおりあん)」では江戸末期から大正、昭和初期における長襦袢の資料が展示されていて、
見学もできるようになっているので、足を運ぶ人も多いんですよ~。

「京のじゅばん & 町家の美術館」ですね。(^^)

長襦袢の着こなし入門っていう専門書まであります。(笑)

キレイな着姿は襦袢で決まる!
と言われているほど、あなどれない存在なのですが・・・
なぜだと思いますか・・・

きものは襦袢の上にのっているから!
襦袢はきものの土台になっているので、その土台をきれいに整えてあげていると、きものは羽織るだけで形がきれいになります。

家を建てるときも、モノを重ねていくときも、下で支える土台は大切ですよね。
おんなじです(^^)

では、まず最初にキレイに着るためのコツをお話して、襦袢のTPOなどについてお話ししたいと思います。

襦袢をきれいに着るコツ

襦袢の背中心をチェック
背中の縫い目が、自分の背中の中心にくるようにあわせると、左右対称でキレイです。
中心がズレていると、衣紋のカーブが歪んで、その影響で襟元も崩れてきます。(>_<)
そして、衿芯もしっかりしたものを選ぶようにしてください。
そしてそして。
襦袢をしまうときは衿芯を抜いておきましょう!


衿を肩にのせる!
正面から見て、シャツの衿のようにたっていると、衣紋がつまってきます。
なるべく肩にのせる要領で襦袢を羽織ってみてください。


衿を合わせるときはバストトップを越す!
襦袢の衿をあわすときは自分のバストトップをすっぽり包み込んであげてください。
そうすると、衿あわせがゆるいVの字になって、優しい印象になります。
バストトップを越さないと、衿あわせが直線的Vの字になるので年代があがります。
テレビでご年配の方のきもの姿を思い出していただいたら・・・


シワは脇によせる!
最後に背中のシワを両脇に寄せてとり、ダテ締めで胸元を押さえておきます。


サイズは自分サイズ
きものはサイズの許容範囲がありますが、襦袢は自分サイズがベスト。
特に身幅が狭いものはどうしても衣紋が詰まってきます。


このポイントを抑えて着れば、襦袢はバッチリきれい。
ここで襦袢がきれいに着れていないと、きものもキレイに着れませんので、時間がないときほど襦袢を丁寧に着ていくことがミソです。

襦袢にもTPOがありまして・・

フォーマルなときは白や淡いピンク、藤色など。
留袖や喪服には必ず白です。
カジュアルなコーディネートのときは自由です。

自由に組み合わせてOKですが、季節によっては静電気がおきやすいときも・・・(>_<)
きものと襦袢が同じ素材同士だとその率は低いようですが、
それでも品質が悪いと同じ素材でも静電気はおきるみたいです。
静電気防止スプレーをかけたり、対策はしておいたほうがいいかもしれませんね。

素材いろいろ

襦袢の素材には、絹はもちろん、ポリや綿、モスリン(ウール)などがあります。
肌が弱い方は、モスリンの襦袢はチクチクして着心地はよくないかも。

襦袢を新調される場合・・お持ちのきものの裄や袖丈のサイズに合わせてくださいね。
サイズがあっていないと、袖口から襦袢がニョロっと出てきたり・・します。

いただきものでどうしてもサイズが合わない場合は、
袖山をつまんで安全ピンなどで留めて調整してください。
ちらりと見える襦袢。色や柄などで遊べるようになるともっと楽しい世界です♪